はじめに

もし家族の誰かが病気になったとき、「いい病院・いい医者」に見てもらいたいと誰でも考えると思います。そして、患者さん本人も家族も、納得した治療を受けたいと願うでしょう。

本サイトは、そんな方達に情報を提供し少しでも役立てて頂きたいと考え運営しております。

病院には得意分野がそれぞれあり、医者の実力や病院の設備にも確実な差があります。本サイトでは、治療実績を示す症例数を基準とし、それを病院の実力と捉え、日本人の三大疾病である「心臓病」「脳疾患」「がん」について、公表されている症例数を基に全国の実力病院をランキングしました。

また、医者が選ぶ名医についても、雑誌を参考にまとめております。

掲載データについて

本サイトで掲載する病院ランキングデータは(間違いだらけ!「病院・医者」選び、PRESIDENT、2011.1.3号、2010年12月13日発行、P29〜49)、名医情報は(名医が太鼓判「わが町の腕利き」300人図鑑、PRESIDENT、2011.1.3号、2010年12月13日発行、P57〜61)から引用しております。

データはDPC(診断群分類包括評価)のデータになります。DPCは2003年から導入された制度で、主要な病気が2658種類の診断群に分類されています。

DPC導入を行っている病院の実績は、中央社会保険医療協議会(中医協)の診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会が調査を実施し、厚生労働省のウェブサイトで公開されています。

国の機関が収集しているデータであるため、信頼性は高いと考えております。

2010年6月に公表されたデータを使用しておりますが、その対象となったのは2009年7月から12月まで半年間のDPC参加病院と準備病院だった1607病院になります。

対象となった1607病院には全国の主要病院が含まれており、病床数では約46万5000床となり全病院の半数を超えております。

※お断り DPC未導入の病院、日帰り治療の患者は含まれておりません。

事前に知って頂きたいこと

最適な治療を受けるため、ガイドラインなどを参考に、家族や患者さん自身が、標準治療について事前に知っていると、病院・医者選びの判断がし易いと言えます。

がんを早期に発見し、適切な治療を受けるには、開業医などのかかりつけ医を近所に持ち、その医者から専門病院を紹介してもらうと良いと言えます。

どの治療が最も適しているのか、内科医、外科医、その他専門医等が合同で検討し、治療方針を決める病院が良いと言えます。

どの治療にもメリット、デメリットがあります。そのメリット・デメリットとその病院で可能な治療方法をしっかり説明してくれる病院なら信頼できると言えます。

治療を行うか否かで迷ったときは、「もし先生が私の立場だったらどうされますか?」という質問を主治医に投げかけると、心を決める回答が得られるかもしれません。

医者は、患者が本心から「お願いします」といっているのかどうか、わかってしまうようです。心の底から言われれば、医者には自然と力が湧くようです。